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ここにいるよ。
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作詞 田島 康裕 |
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[1]
夜明け前の海岸線を君と二人で歩いていた
波の音が静かに辺りを優しく包んでいたね
防波堤の上に腰掛けて互いの呼吸を感じながら
ただ 君が眠るのを待っていた
朝は何時も変わらず訪れて
僕は時間が止まればと願った
君の身体を蝕む悪意を止めることが出来るのなら
僕は自分の中にある神を殺してでも君を助けたい
そんな事は不可能と解っていても諦めることが出来るものか
そう 出来るはずもない
雲の切れ間から眩い光のカーテンが君の前髪を照らしていく
「気持ちいいね」 小さな声で囁くその言葉を
僕は当たり前のように聞ける瞬間に いま…君に解らないように泣いた
[2]
白いカーテンが風に吹かれて病室の花を揺らしている
夢から醒めないまま数年の時が流れてしまった
あのとき君が見せた笑顔が僕の壊れそうな感情を
いま 君が守っていてくれる
朝は何時もと変わらず訪れて
僕は今日も君の目覚めを待つ
君の身体を蝕む悪意を止めることができるのなら
僕は自分の中にある神を殺してでも君を助けたい
そんな事は不可能と解っていても諦めることが出来るものか
そう 出来るはずもない
時計の秒針が時の刻みを忘れて僕の瞳から君が消えても
「忘れないよ」 君が愛した想いの結晶は壊れないから
僕は君の側で共に過ごす空間で いま…声を上げながら泣き叫んだ
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