|
|
|
蒲魚
|
作詞 羈絏 |
|
噴飯物に嗾されて
唾の代わりに鼻血が垂れた
矜持が瞼を赤く腫らして
欠伸も出ない程に齷齪してる
述べる程の妬み嫉み僻みでもないな
歯科医に取り除いて貰いたいや
奥に挟まった苛立ちをさ
家苞を大事に仕舞ってたら
腐らせてしまった 悼んだ
指を折って 指を折って
常套句で噎せ返って涙が出る
指を折って 指を折って
蒲魚の様に爪を噛んで睨んだ
この際もう一斉ので
生塵投げて拗ねているんだ
本気に成れない正気 皮肉か
素寒貧な気分だ
服が手摺りに捕まって
吹き溜まる場所を失くした落ち葉が
風に流されて彷徨い歩く
叱られてもあっけらかん
行く宛を未だに捜してるから
何度腹を立てても仕様が無い
それに気付きやしない間抜けが居る
指を折って 指を折って
微温湯で灰燼に帰す程脆いの
指を折って 指を折って
蒲魚の様に目を泳がせて嫌った
この際もう何でも良いから
一つ上手にしてくれないか
本気に慣れない正気 皮肉か
噴飯物に嗾されて
唾の代わりに鼻血が垂れた
矜持が瞼を赤く腫らして
欠伸も出ない程に齷齪してる
述べる程の妬み嫉み僻みでもないな
歯科医に取り除いて貰いたいや
奥に挟まった苛立ちをさ
|
|
|